三つの雫

ボビーと出会って最初に二人で作った曲。
そんな訳でとっても思い出深いしライブでやる時は、
何時も新鮮で初々しい気分になれます。
スタジオでセッションしながらネタをまとめて
ボビーが詩を付けてくれたのだけどその時に「キザだな〜」って（笑）
基本彼はキザです！まぁでもセッションを元に楽曲
しかも歌物を作れるボーカリストって結構いないもので、
そういう面でも凄く楽しかったし刺激的だったのを覚えてます。
Delpasoと同時に音楽的にも原点な一曲。
今回の収録曲でもまず一曲目は、すぐに決まりました。
コーラスワークも彼らしくってレコーディングしてる時に
「ここ、ちゃんとハモれてる〜？」って訊かれたけど・・・
ごめん、ラインが難しすぎて分からないわ（笑）
他の曲でもそうだけど大胆な大技からちょっとした小技まで
とにかく芸達者ですね〜♪
ライブだと分からないけど実はコーラスオタクな一面もあって
いつも驚かされます。よく思いつくなと・・・。
ボビーの魅力が存分に発揮された一曲に仕上がりました！！

Season

これはボビーと知り合う本当に直前くらいに作った曲で、
当時作詞の作業を始めたばかりだった僕は、
やたら一生懸命だった事を思い出します。
しかもたまたま友人の結婚式で披露する事になっていたので更に！
その時は一度だけ別のシンガーが歌ってくれたのだけど
Del paso始めてからもボビーが歌ってくれて凄く感謝しています。
そんな訳で今回の収録曲の中で一番歴史ある一曲。
これもまた美しいコーラスが冴えててミックスの時に 一部ギターを抜いて
アカペラコーラスにしようかと本気で考えた程です。
内容的にも演奏面でも「美しく」「ドラマチック」をテーマにしたので
レコーディングも大変でした！
こんな難しい歌作りやがって！って（笑）
そのうち海の家とかで流れたら嬉しいな。
みんなビーチでイチャイチャしてね！


曖昧にランデブー

これは今回のレコーディングに合わせて録りながら作った曲で
全くの新曲です。他の曲はライブでもやっているから
そこからイメージ膨らませてレコーディングって流れだけど、
これは逆！なので今後が楽しみです。
家でギター弾きながら鼻歌で作ったのだけど２番の終わりまでは、
ものの１５分くらいで出来たのにそこから展開して
最後まで完成させるのに１ヶ月以上かかった（笑）
正直途中諦めかけましたが、ボビーに「出来るまで待つ」と
言って貰えたので、気楽になれました。
内容も気に入ってて素直だなと思います。
何より凄くリラックスして力まず肩張らずな感じが良いね！
Del Pasoもこんな音楽が出来るようになったか〜と（笑）
ギタートラックこれ使うと思ってなかったし！！
まぁまぁとにかく男達も気を使っているんです！
頼むよ〜〜〜〜・・・・。


ジュリエットシルエット

・・・って流れでこれだ！男なんてこんなもんです。
今回のアルバム中盤３，４，５曲目は男の本音的な感じがします。
この曲作ったのには、色々な考えがあって・・・いや！マジで！
一つはストレートな表現、そして何よりボビーの美声を汚す！（笑）
そんな事を考えて作りました。
が、いざやってみると思った以上にレディーが反応してくれて大喜び！
いつの間にかキラーチューンに。
散々真面目にやって最後にこの曲やるって遊びも楽しかったな〜。
おそらくボビーもここまで大胆な歌はやった事無かったと思うけど
その反動？見事にやりきっててウケる！
音楽だから楽しまないとね！あ〜スッキリした！
でもね、決して女性をナメてる歌ではないからね！
・・・リアルに舐めたいなって
・・・ただそれだけ。


大事な人

前の曲であれだけ言っておいて、今更何の説得力もないような・・・。
最近ずっと個人的にテーマとしていたのが
「小さな音楽」だったのだけどこの曲は正にそれです。
渋いとか地味とか淡白な感じに捉えられるのかもしれないけど
「狭い」とは違う。
余計な事はしないでただ当たり前に
言葉が生きる様な歌を作りたくてやってみました。
曲がシンプルになればなる程
実際やる時に聴かせるテクニックが必要なんだと痛感します。
これに関してはボビーにも細かい歌い回しを結構リクエストしちゃった！
とにかく「普通」な良い音楽やれたらなと・・・。
歌の中の人が凄く近くに感じられてとっても満足です。


レモネード

さて、アルバム最後はこの「レモネード」。
あまりメロディーに捕らわれないで、
ただただ言いたい事だけ言ってみよう！と作ったのだけど
結果的にメッセージ性の強い歌になったかなと思う。
今回のアルバムと言うか僕達の音楽の大きなテーマにも触れているし。
でも作ったときには「ちょっとした小唄」 くらいにしか
思ってなかったんだ（笑）
きっと皆さんの日々の中にもあるだろうし
勿論僕達と皆さんの間にも
僕とボビーの間にもある事かなと思っています。
ＣＤを購入してくれた人はお気付きかもしれませんが
中の写真もこの歌とリンクする部分があって、
それは今回の作業中一番サプライズでミラクルな出来事でした！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　by　MacoLaren